古い戸建て賃貸暮らしのわが家。
家の壁の半分以上が古い砂壁で、触るとポロポロ落ちてくるのでベニヤ板を貼って対策をしてみました。
賃貸なので原状回復ができる方法でDIY。
今回はせっかくなので、マグネットペイントを塗ってディスプレイも楽しめる壁にしています。
お掃除も楽になり、飽きたらペンキの塗り替えも可能になり、楽しさが倍増しました。
賃貸DIY最強の敵、「砂壁」
古い砂壁は、触らなくても毎日床にぽろぽろ落ちるので、特に小さい子がいると凄く掃除が大変。
壁にもたれようもんなら、服が砂だらけ…足裏ザラザラ…
壁には触らないようにね!
と子供たちに言い聞かせてきました。
どんなルールだよ…(笑)
今まで沢山のDIYをしてきましたが今回は難易度が高い!
- 砂壁は壁紙が貼れない
- ビスがきかない
- 石膏ボードのようにピンフックもきかない
- ホッチキスも両面テープもマスキングテープもきかない…
- 賃貸だから原状回復しなくてはならない
砂壁は、最強の敵だったのです。
それでもどうにかならないかと、閃きを待つこと2年半!(ながっ笑)
ふと、閃きが降りてきました。
これならイケるかも!?
まずは、Before&After
Beforeがこちら
砂壁の落ち着いた雰囲気は嫌いではないのですが、ぽろぽろ落ちるのは衛生面でも困る。
そして、After↓
1面をベニヤで覆って落ち着いたベージュのペンキで仕上げています。
爽やかになりましたよね?
なんとマグネットがくっつくので写真など飾って楽しめます。
砂が全く落ちなくなったし、明るく爽やかになって、大満足です。
前置きがながくなりましたが、続けて作り方をご紹介します。
【賃貸ok原状回復可能】砂壁にベニヤを貼る方法
砂壁の面積から2mm程小さいサイズのベニヤ板
まずは砂壁の部分に合うサイズのベニヤ板を用意。
面積が広いので、2枚のベニヤをつなげることに。
古い家は歪んでいたりするので、2mm小さめのサイズにホームセンターでカットしてもらいました。
ベニヤの厚みは2.5mmの薄くて安いものをチョイス。
(木材高騰に加え、いつまでこの家に住むかも分からないので)
予算に余裕があるなら、シナベニヤを使うと表面も木目もきれいに仕上がるかと思います。
【下地】マグネットペイント/塗るだけでマグネットボードになるペンキ
砂壁は画鋲もピンも刺さらない、マステも貼れないので壁面ディスプレイが楽しめませんでしたが、せっかくDIYするなら何か飾れる壁にしたいと考えて、マグネットペイントを塗ってみました。
使ったペンキは【ターナー色彩/マグネットペイント】
豆腐の空容器に出して、割りばしでよく混ぜて塗ります。
床はマスカーで養生しておきました。
そしたら、ローラーや刷毛で塗るだけ。
3度塗り重ねる必要があるので、1度塗ったら合間で家事をしながら×3回塗り重ねました。
真っ黒~。
本当にこれでマグネットがくっつくの~?
なんて思いながら塗ってました。
※この大きなサイズのベニヤ1枚で500mlのマグネットペイントを1本ちょうど使い切るくらいです。
普通のペンキより多めに準備することをお勧めします。
【仕上げ】アンチウィルスプラス/カメオベージュ/抗ウイルス効果のあるペンキ
マグネットペイントは、これだけだと塗膜がはがれてしまうので、必ず上塗りをしないといけません。
仕上げ用に選んだペンキは
ターナー色彩/アンチウィルスプラス(カメオベージュ)
ミルクペイントで有名なターナー色彩のNewシリーズ【アンチウィルスプラス】から、
カラーは【カメオベージュ】を選びました。
白でもない、落ち着いたベージュがきっと古い家に馴染んで品よく仕上げてくれるはず~!
子どもがべたべた触っても抗ウイルス効果などがあるそうです。
下地のマグネットペイントが完全に乾いている事を確認してから、ローラーで2回上塗りしました。
下地が完全に乾いていないと浮き出てきて色ムラができてしまうので注意です!
ミルクペイントで有名なターナーさんですが、アンチウィルスプラスもとても塗りやすく発色がいい。
粘土も程よくあるので、激安ペンキと比べて塗りムラができにくく、飛び散りも少ないので周りも汚れにくいです。いやな臭いも全然ナシ。凄く扱いやすいです。
角材をベニヤの周りに固定する
ペンキが乾いたら、ベニヤ板の反り防止と、実際に壁に固定するための役割として角材を固定します。
角材が表側にくるようにしたいので、ベニヤを2枚並べ、そのベニヤの下に角材を置く
- 外周の4辺
- 中央の繋ぎ目をまたぐ位置
に角材を置いたら、ダイソーで購入したタッカーでバチンバチン!と、ずれないように固定します。
角材の位置は下記画像を参考にしてくださいね。
※使った角材は厚さ9mmです
砂壁と隣接する木の部分(柱や長押)は、砂壁より12mmほど突き出ていたので、ベニヤの厚み2.5mm+角材9mmを足すと、ほぼピッタリ柱と同じ位置にくるように、角材のサイズを選びました。
伝わりますか?相変わらず説明が分かりにくくてゴメンナサイ。。
壁に固定する
最後に、これを壁に固定します。
先ほども書きましたが、砂壁と隣接する柱や長押は、砂壁より12mmほど突き出ています。
和室のほとんどが、柱の部分と壁に少し段差があるんじゃないかな、と思います。
この段差を利用して、角材を付けたベニヤ板をピッタリはめ込む ことで、砂壁を覆い、原状回復もできる壁が完成します。
(・・・意味分かりますか・・・><?)
ちなみに、2mm程小さめにカットしてあると最初に書きましたが、実際にはめ込んでみたら案の定歪みがあって、金づちで叩き入れないと入りませんでした。
2mm小さめが丁度いいです◎
はめ込むだけでは、何かの拍子に外れてしまって危ないので、
ベニヤの周りに取り付けた角材と接する柱や長押をまたぐように、タッカーで固定しました。
タッカーなら、針程度の穴しか空かないし、タッカー自体が見えていても全然気にならないので、この方法を選びました。
タッカーを外せば、原状回復が可能です。
砂壁を隠し、マグネットがくっつく壁の完成
これで完成です。
ベニヤなどはホームセンターでカットしてもらえばいいし、タッカーも安くて子供でも取り扱えるので、特別な工具も要らずに割と簡単にできる方法だと思います。
古い団地や賃貸住まいの方におススメです。
さてさて、マグネットは本当にくっつくのでしょうか…。
いざ・・・ペタン!
おおお!くっついたね♪
率直な感想としては、磁力が弱めなので、マグネットフックを付けて少し重さのある物を吊るすと落ちます。
でも、紙ものはちゃんとくっつきます◎
砂壁だと何一つディスプレイできなかったことを考えると、すんごく嬉しい!
子どもたちの写真やお絵描きの作品を飾ってもいいし、子ども部屋に塗ったら娘がペタペタして楽しく遊べそうです。
学校や保育園のお便りボードを作ってもいいかも!
そして、白でもない落ち着いたベージュで仕上げたので、明るく爽やか。
砂壁で困っていたら、参考にしてみてくださいね。
ちなみに、子ども部屋を砂壁に有効ボードで対策した過去記事はこちら↓
こちらも沢山の方に見ていただけている記事です。
みんな砂壁に困ってるんだな~(笑)
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